吉澤院長の薄毛治療 〜HARG療法に特化した理由〜

そもそも、なぜ私が薄毛治療と関わるようになったかというと、父方祖父、父という直列のAGAの遺伝がありましたので、もれなく私も30歳頃より「つむじ」から薄毛が始まりました。

薄毛は徐々に進行し、「なんとかしなきゃ!」と焦る気持ちと「禿げる!波平になるのか?」という恐怖感に苛まれる日々でした。

当時日本には、薄毛の治療薬はありませんでしたので、海外の薬品を調べまくりました。

幸い私は医師ですから、海外の薬品を個人輸入できますので、ミノキシジルの外用薬とフィナステリドを入手したのですが…

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ミノキシジルを入手したものの…

1988年アメリカのアップジョン(現ファイザー)から、ミノキシジルという血管拡張剤の外用薬「ロゲイン」が薄毛治療薬として発売され、薄毛部分の髪の毛が濃くなったという臨床報告がありましたので、「ロゲイン5%」を使用してみました。

まず、海外製品だからなのか男性用化粧品のような「ニオイ」がきつく、他の人から「何を付けてるの?」と言われる始末。

また私の頭皮には合わず、薬液がしみましたし、かゆみや赤みも出てしまい、薄毛のためとはいえ我慢できなかったので、効果など自覚する間もなく、数週間で中断してしまいました。

また、ミノキシジルの内服(日本では発売されていません)は「多毛」になるのが嫌だったのと、本来の血管拡張剤作用で「むくみ」「動悸」「血圧低下」などを懸念して行いませんでした。

フィナステリドを入手したものの…

海外赴任から帰国した患者さんから「前立腺の治療薬で髪の毛が増えた!」という話をお聞きして調べたところ、「プロスカー」という名称(日本名:プロペシア)で「フィナステリド」がメルク社から販売されていました。

早速、入手して内服してみたところ、2週間ほどで、妻からも浮気を疑われるほど「射精量の減少」が自覚されました。そこで内服を中止したところ、射精量は2週間ほどで元に戻りました。もちろん発毛効果などは全く自覚できませんでした。

こうしてミノキシジルもフィナステリドも副作用のために、効果を自覚することもなく、使用を断念せざるを得なくなり、途方に暮れてしまいました…

しかし、神様はそんな私を見捨ててはおられませんでした!!

HARG療法のはじまりは私の頭皮から

2007年頃、これからの医療を発展させるものとして、「iPS細胞の発見」などで再生医療が注目されるようになってきました。

当時、私は「肌細胞の再生」を成長因子というヒト蛋白を使ってヒトで臨床研究をしていました。

驚くほどの効果があり、治療に応用していこうと考えていた矢先に、

「先生の研究している成長因子で毛髪も再生できるようですよ」

という情報をもらったので、2008年に自分の薄毛部分に「月に1度」成長因子を注入したところ、なんと6回ほどで毛髪が再生して生えてきたのです!!この時から私の運命は「波平」ではなくなったのです!

私は「毛髪再治療」の先駆者となって、このHARG療法で薄毛の悩みを抱えている患者さんの「福音」となって、私と共に「薄毛で悩まない人生」を歩んでもらおうと決意しました!

HARG療法だけに特化している理由

そして、私はAGAですが、ミノキシジルやフィナステリドなどの薬を使わずに、年に1度のHARG療法の追加治療(メンテナンス)だけで私の再生した毛髪はさらに15年以上生え続けでいます。

2008年
現在

私自身で「発毛治療はHARG療法だけで十分効果がある」ことを実証できているわけです。

また、当院の患者さんの多数が、受診前にミノキシジルやフィナステリドなど「薬での治療」をしたことがある方々ですが、効果を実感できなかったり、私のように副作用が出たり、ずっと続けるのが不安だったりして、「中断した」方ばかりです。

そんな患者さんを治療するのですから、当院では、受診者全員に薬の治療を併用することなく、HARG療法のみで治療して十分な発毛効果(発毛症例をご覧下さい)が得られています。

年に1度メンテナンスを続けることで、発毛した毛髪を10年以上維持している方が多数おられますので、「HARG療法単独で発毛し、維持できる」というエビデンスを、私を含め3000症例以上積み重ねてきました。

だから「HARG療法に特化」しているのです。但し、このエビデンスは当院の「高度な治療技術」と長年培ってきた「治療成功へのノウハウ」に裏打ちされた成果なので、HARG療法を行っている病院ならどこでも同じ治療効果を期待できるというものではないと思います。 

このページをご覧いただく前に、治療メニューや発毛症例などをご覧いただいた方も多いと思いますが、私自身のこのようなストーリーがあって、各ページでも想いを込めてHARG療法と当院の治療をお伝えしています。

詳しくお伝えしていますが、文章で読むことだけでなく、実際に話を聞くことでご納得いただくこともあると思います。そのような方のために、無料カウンセリングを受け付けておりますので、HARG療法について詳しく説明を聞きたい方や、薄毛治療について不安がある方は、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

このページの監修者

吉澤和彦のアバター 吉澤和彦 四谷ローズクリニック院長

医療法人社団吉医会 四谷ローズクリニック院長/日本医療毛髪再生研究会 理事長/HARG療法の共同開発者として、日本医療毛髪再生研究会の創設に従事。以来14年間、HARG療法で2,400名以上の患者様を施術し「毛髪再生」の治療実績を上げる。また、後進の医師たちへの指導や新しい技術の開発にも携わりHARG療法のリーダーとしての役割も果たす。2022年、同研究会の理事長に就任。薄毛治療の最終手段と呼ばれているHARG療法をさらに一般に広めるために活動をしている。

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