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びまん性脱毛症とは、頭髪が全体的に均等に薄くなる脱毛症の一種です。特定の部分に限られた脱毛が見られる円形脱毛症とは異なり、びまん性脱毛症では頭皮全体の毛が徐々に細くなり、毛量が減少し、抜け毛も増え、前頭部や分け目の頭皮が透けてくるというのが特徴です。
主に女性に多く見られ、家系的に薄毛の女性(祖母、母、叔母、姉妹)がいらっしゃる患者さんもおられるので、当院では遺伝的要因による自己免疫疾患と考えています。
本来外敵から体を守るために働く免疫が、自分自身を攻撃してしまう病気です。この自己免疫によって、毛根が攻撃され徐々に小さくなるので、毛髪が細くなって、やがては抜けてしまうのです。
また、びまん性脱毛症は進行が緩やかなので、薄毛を自覚するのは症状が進行してからの方がほとんどです。
ましてや女性が「自分が薄毛になる」とは思っていませんので、髪をまとめた際に「シュシュ」が抜けてしまったり、ダウンライトの下で前頭部や分け目の頭皮が透けて見えて初めて症状に気付くのです。
「びまん性脱毛症なのかな」と気付くためには、以下のポイントに注意が必要です。
まず、見た目に髪全体のボリュームが減少したことに気付きます。スタイリングしても髪の毛が細くて立ち上がらなくなったと感じたり、束ねると毛量が減ったように感じます。
また、抜け毛が増えることが多く、シャンプーやブラッシングの際に気付きます。床に落ちている抜け毛が目立つようなら症状が進行してる証拠です。
さらに、前頭部や頭頂部の地肌が透けて見えるようになったり、分け目が広がって見える場合は、びまん性脱毛症の可能性が高いので、専門医の診断を受けるべきです。
びまん性脱毛症は、適切な治療とヘアケアをすることによって改善することが可能です。
医療的な治療法としては、最先端の毛髪再生治療であるHARG療法や細くなった毛髪を血流改善により育毛して太い毛髪にするミノキシジルの内服や外用による治療が行われています。
これらの治療法を専門の医師の指導のもとで継続的に行うことで、毛量が増え、脱毛の進行を抑えることができます。
びまん性脱毛症はその原因から考えて自力で治すことは不可能ではありますが、生活習慣やヘアケアなどを見直すことによって症状の進行を遅らせることは可能なのではないでしょうか。
まず、栄養バランスの良い食事を心がけることは健康にとっても重要ですが、特に、髪が抜けないようにするためにはビタミンなどの抗酸化成分が有効なので野菜や果物、海藻を積極的に摂取しましょう。また髪の毛はタンパク質なので、筋トレ同様、肉、魚、卵、豆腐などを心掛けて食べましょう。
また、パソコンを長時間使っている方も多いはずです。頭皮への血行不良をきたしますので、首肩のストレッチなどをして筋肉をやわらげ、通勤や買い物の時など1日30分はウォーキングするようにしましょう。頭皮の血行を改善することで、発毛・育毛効果が促進されることになるのです。
さらに、睡眠時間の管理も重要です。睡眠不足は抜け毛の原因です。1日6時間が目標です。例えばヨガや瞑想などのリラックス法を取り入れることで、ストレスを軽減し、良質な睡眠を取ることができます。
そして、間違ったヘアケアで、かえって髪の毛を抜いてしまっている方も多くおられます。びまん性脱毛症の方は、普通の人より抜けやすい髪の毛なのですから、シャンプーもドライヤーもブラッシングも優しく行うべきです。
また頭皮マッサージで強く頭皮を揉み上げて髪の毛を引っ張ると抜けるのではないでしょうか?「どうやったら髪の毛を抜かないように出来るか」を考えて工夫すべきだと思います。
びまん性脱毛症が遺伝するかどうかについては、家系に薄毛の女性がいないけれども、びまん性脱毛症を発症する方は多くおられますが、一定の遺伝的要因が影響することが示唆されています。特に家系にびまん性脱毛症の女性がいる場合、そのリスクが高まる可能性があります。
もちろん、遺伝的素因があったとしても、びまん性脱毛症は進行が緩やかなので、日頃から食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善やストレス管理、ヘアケアを徹底することで、びまん性脱毛症による脱毛を減らして、進行を遅らせることは可能なのではないでしょいうか。
それでも、薄毛が気になり始めたら早めに専門医に相談することをお奨めします。
びまん性脱毛症の症状は、髪の毛が全体的に薄くなることが主な特徴です。特に前頭部や分け目の薄毛が気になる方多く、徐々に地肌が透けて見えるようになります。
具体的には、以下のような症状が見られます。
気付かないうちに張りやコシがなくなり、髪の毛が立ち上がらなくなり髪型が決まりにくく「ぺしゃん」とした印象となります。
髪がだんだん細くなるので、特に髪をまとめた時に以前よりも量が少なく感じることが多いです。
毛根が自己抗体に攻撃され続けるので、縮小して、ついには抜けてしまうのです。特にシャンプーの時やブラッシングの時に抜け毛が目立つようになります。浴室の排水溝やブラシに抜けた毛が多く残っているのを見るのは結構ショックです。
抜け毛が増えるので、ダウンライトの下などで地肌が透けて見えるようになります。
これらの症状はゆっくり進行するため、気づかないうちに進んでいることが多いです。
そのため、発見する遅れ、気付いた頃には症状はかなり進行してしまっている場合が多くなります。
髪の毛の状態の変化に気付いたならば、ネットなどを調べて自力でなんとかしようせず、出来るだけ早く専門医の診断を受け、適切な治療を開始するのが解決の早道です。
ホルモンバランスの乱れは抜け毛が増える原因となります。
特に女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)は、月経周期や妊娠、出産、更年期など、ライフステージに応じてホルモンバランスが大きく変動します。エストロゲンは毛周期において成長期を維持し、退行期や休止期を抑制して健康な髪を維持し、抜け毛が増えないように働きます。
妊娠中高く維持されていた女性ホルモンが、出産すると急激に減少するので、一気に抜け毛が増えてしまうのが「産後脱毛」です。また更年期以降、女性ホルモンの減少により髪が細くなり、抜け毛も増えてボリュームダウンしてしまいます。
また、甲状腺ホルモンの異常も脱毛の原因となることがあります。甲状腺機能が低下すると、休止期脱毛を起こすことが知られています。
このような場合、ホルモン補充療法や適切なサプリメントの摂取などが効果的です。
生活習慣の乱れもびまん性脱毛症を進行させてしまう原因となり得ます。
不規則な食生活、運動不足、過度の飲酒や喫煙は、体の健康ばかりではなく、髪の健康にも悪影響を及ぼします。栄養バランスの悪い食事は、髪の成長に必要なビタミンやミネラルの不足を来します。特に、ビタミンB6、B12、Dや鉄分や亜鉛の不足は脱毛を促進することがあります。
また、運動不足の上に、長時間のPC作業は頭皮への血行不良を引き起こし、毛髪に十分な栄養が行き渡らず、発毛や育毛を妨げることになります。さらに、喫煙は血流を悪化させるので、毛包への酸素供給を妨げるため、同様に発毛や育毛を妨げることになります。
生活習慣を見直し、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙を心がけることで、脱毛を予防することが可能なのではないでしょうか。
慢性的な睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ脱毛を促進する原因となります。コルチゾールの血中濃度が上昇すると、毛包は長期間にわたって休止期にとどまり、発毛が阻害され、逆に、コルチコステロンが減少すると、毛包幹細胞が活性化され、新たな発毛が起こるという報告があります。
質の高い睡眠を確保するためには、規則正しい生活リズムを維持し、就寝前のリラックスタイムを大切にすることが重要です。ホルモンバランスを整えて髪の健康が保ちましょう。
HARG療法(Hair Re-generative therapy)は、びまん性脱毛症の最も効果的な治療法です。
HARG療法は、ヒト脂肪幹細胞培養上清液から抽出した成長因子(グロースファクター)というタンパクの製剤を直接頭皮に注入し「毛乳頭細胞」を再活性化させて、自分の髪の毛を再び生やしたり、細くコシがなくなった髪の毛をより太く強い髪の毛に再生する治療です。
成長因子は細胞の修復や再生する働きがあり、これにより毛乳頭細胞が活性化され、毛根の再生が促進され、発毛するのです。そして、ヒトのタンパクなので副作用の心配はありません。
また、飲み薬や塗り薬による薄毛治療のように、薬を止めてしまったら生えた毛髪が抜けて生えなくなってしまうという治療ではなく、再生した毛を維持するためのメンテナンスを年に1回程度継続することにより長期に「生える状態」を持続することが出来る治療なのです。
当院でHARG療法の治療を受けられた「びまん性脱毛症」の女性患者は600名を超え、全員、発毛し、毛量が増え、再生した毛髪を長期に維持されておられます。
ミノキシジルは、びまん性脱毛症の治療にも使用されている薬剤で、内服薬と外用薬があります。
血管拡張作用があり、頭皮の血流を改善することで毛包に栄養を届けやすくし、毛根の成長が促進されるので太い毛に成長します。この「育毛作用」により毛髪の密度が増えますので、見た目に「髪の毛が濃くなった」印象となります。
内服薬は病院で処方されますが、外用薬は市販されていますので、薬局で購入できます。男性用と女性用があり、濃度が異なりますのでご注意下さい。
また、知っておかなければならない事として、効果が現れるまでには数ヶ月~半年ほどの継続使用が必要です。
使用初期には、一時的に抜け毛が増えるシェディング現象(初期脱毛)が起こることがありますが、これはもうすぐ抜けることになっている毛髪と新たに生えてくる毛髪の世代交代が起こっている現象なので、治療が効いている証拠とされています。副作用ではありませんので、使用を継続して下さい。
但し、内服薬の副作用は、体毛増加、動悸、胸痛、むくみ、めまい(血圧低下)など、外用薬の副作用は、頭皮の発赤、かゆみ、発疹、肌荒れなどです。このような副作用がある時は、即刻使用を中止して医師に相談して下さい。
パントガールは、女性の薄毛、抜け毛改善に効果が期待される育毛サプリメントです。特に、びまん性脱毛症の女性には推奨されています。
パントテン酸カルシウム(ビタミンB5)を主成分とし、ビタミンB1、L-シスチン、ケラチンなど、髪の健康に必要な栄養素が含まれています。
パントテン酸カルシウムは、髪や皮膚、神経組織を正常に保つ作用があると考えられています。また、抗ストレス作用のある副腎皮質ホルモンの合成を促すため、ストレスによる薄毛に対しても効果が期待できます。
L-シスチンは、髪や爪の大部分を構成する「ケラチン」の原料となるアミノ酸です。ケラチンは18種のアミノ酸で構成されているタンパク質で、髪と爪の主成分です。
パントガールは、毛髪の健康をサポートするサプリメントなので、もちろん男性にも使っていただけます。またAGA薬やミノキシジルとの併用も可能で、相乗効果も期待できます。副作用は少なく、安全性が高いとされていますが、妊娠中や授乳中の女性は医師と相談の上で使用して下さい。
当院の「女性の薄毛治療」について詳しく解説しましたので、薄毛で悩まれている方や、現在の治療方法に疑問やお悩みがある方はご覧ください。
医療法人社団吉医会 四谷ローズクリニック院長/日本医療毛髪再生研究会 理事長/HARG療法の共同開発者として、日本医療毛髪再生研究会の創設に従事。以来14年間、HARG療法で2,400名以上の患者様を施術し「毛髪再生」の治療実績を上げる。また、後進の医師たちへの指導や新しい技術の開発にも携わりHARG療法のリーダーとしての役割も果たす。2022年、同研究会の理事長に就任。薄毛治療の最終手段と呼ばれているHARG療法をさらに一般に広めるために活動をしている。
「生える頭皮」かどうか、HARG療法による治療が可能かどうか、無料カウンセリングでお伝えします。